VCTのレシピを徹底解説!

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VCT:クローンレシピ徹底解剖

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今回はバニラカスタードのリキッドでは定番中の定番、Ripe VapesさんのVCTクローンリキッドの徹底分析記事です!

バニラ系リキッドは、時代と共に名作リキッドが移り変わりますが、その中でも世界的に根強い人気があるのがRipe VapesさんのVCTです!


VCTはV(バニラ)+C(カスタード)+T(タバコ)の略称でバニラカスタードタバコのリキッドですが 、今回は世界中のVAPEユーザーを魅了し続けるVCTを調査・研究していきながらココカラでクローンレシピの制作を紹介致します!

~目次~

① VCTリキッドの概要とスティープ

② VCTの風味

③ 抵抗値と味の変化

④ VCTの自作リキッドとクローンレシピ

⑤ VCTおすすめ調合

 

VCTリキッドの概要とスティープ

 

VCTの風味の特徴を理解しながらその味を研究していきます!

生産国 :アメリカ(カリフォルニア州)
ブランド:Ripe Vapes ライプベイプ
主成分 :VG70:PG30(詳細は不明)
色あい :やや黄色
公式ホームページ:https://www.ripevapes.com/

紹介文(翻訳)

Ripe Vapesは洗練されたプレゼンテーションで、高級ワインを連想させるe液体のプレミアムブランドとして知られています。
ワインスタイルのラベルからロゴの制作まで考えてデザインされています。
私たちはVAPEリキッドの作成よりもワインテイスティングの経験があり、その技術に自信を持っています。
フランスのオーク樽で3ヶ月間浸透している当社のVCTプライベートリザーブは、すべてのバッチが次のものを生産するよりも早く売り切れてしまうほどの需要があります。

 

VCTリキッドの色は薄い黄色です、VGは70%前後と記載されているショップさんがありますが、公式では書いていないので、主成分は不明です。

当社の見解では、VG55~60%あたりではないかと考えています。


VGの比率に関してはメーカーの考え方で変わってきます、例えばVG50:PG50の混合液にフレーバーを10%追加すると、VGとPG主成分の比率は変化します。


また、フレーバーによってはPGが主成分のものもあれば、エタノールや精製水で作られているものあります、それにより微妙にVGとPGの比率は変わってきます。
VAPEリキッドのメーカーが、フレーバーも合わせたすべての数値を正しく計測して、主成分の表記をしているかは疑問です。

 

さて少し脱線しました、話を戻しましょう、Ripe Vapesさんはワインメーカーの技術を持っている事が公式で記載されています。


VCTはスティープする事により味が変質します、初めて吸った時にはトゲトゲしいリキッドが数週間寝かせる(スティープ)事によりマイルドに仕上がります。
スティープに関しては別の記事に記載していますので、興味のある方は下記を参照ください。

リキッドのスティープについて:http://cocokarajp.com/category/info_suthipe.html

 

ワインメーカーの知識やスキルを持っている会社がVAPEのリキッド作る事はよくあります、有名どころではファイブパウンズ(Five Pawns)さんですかね、確かにRipe Vapesさんとリキッドの風味が似ている気がします。

リキッド制作とワイン作りは確かに似ています、私がアメリカに現地調査にいった際に、もともとはワインを作っていたが今はVAPEのリキッドを作っています!


というメーカーが多くいました、特にカリフォルニア州では流行に合わせてVAPE業態へと移行する傾向にあります。

 

VCTの風味

 

VCTは抵抗値によって若干変化します、あまりに低抵抗の場合味が飛んでしまう事がありますので、今回は0.8Ω:15W前後で試してみたいと思います。

VCTの全体的な印象としては、バニラカスタードの香りをベースにエンドノートに独特な風味が追加されています!

詳細に分解すると、バニラ+カスタード+タバコ+ナッツで構成されておりVCTの略称の中にないナッツが含まれています。

これは、リキッドにタバコ風味を演出する際によく使われるテクニックです、ナッツの風味を薄める事によりタバコ感を演出しています。
もしかしたら皆さんが感じているタバコ感はナッツかもしれません。

ミストの質ですが、濃厚な割に煙は軽く感じます、VGが高いリキッドの場合、煙が重く(モアっとした感じ)になりますが、VCTは比較的にマイルドに仕上がっておりフレーバーの味を楽しめる仕様になっています。

★開発部門と少し意見がわかれましたが、当社の調香担当の見解は下記の配合となります。

〇カスタード  :50%
〇バニラ    :30%
〇ナッツ    :15%
〇その他    :5%

上記の配合をみる限りバニラカスタードがVCTの全体風味を作り出している事がわかります。
タバコ風味はナッツとその他の部分にあたります。

VCTの特徴としては「トップノートにバニラカスタードの濃厚な風味にプラスして甘味が追加されていますそしてエンドノートにはバニラカスタードに加えナッツ感を強めに、ほんのりとその他(ノイズ)が混ざります。

 

ノイズの部分を理解する為に少し説明を挟みます。

基本的にリキッドを解析・分解するとフレーバーの風味が見えてきますが、すべて解析できない事があります。

当社ではノイズと表現していますが、「複数の風味が複雑にからみあい新しい味を生み出している」事を指します。

●色の3原色の図でノイズの説明

 

 

調香担当の見解では、青色の部分は「ブランデー・ウイスキー・ウッド」系の風味が混じっている可能性が高いとの事です。

青色(ブランデーウッド)の部分が黄色(ナッツ・アーモンド)と混ざりその他(ノイズ)の部分を作り出しています。

 

Ripe Vapesはワイン制作のスキルがあり、リキッドを樽で寝かせる(スティープ)事により「その他」の部分を隠し味として追加している可能性はあるでしょうか?

答えはNOです。

VAPEのリキッドはワインより粘度が圧倒的に高く、液体に浸透しにくい特徴があります。

私はリキッドを4か月間ほど樽で寝かせた事がありますが、味は驚くほどは変化しません、オーク樽の風味だけで、VCTの「その他5%」の部分を埋めている事はないでしょう。

この事実はVCTの風味をフレーバーだけで再現できるという根拠でもあります!

 

VCTの抵抗値とリキッドの変化

 

VCTは抵抗値によって味が変化するので、そのあたりを調整しないと好みがわかれるかもしれません。

また、クローンを制作する場合においても、自分はどの味を感じているのか?又はうま味として感じているのかを、把握しておく必要があります。

VAPEのリキッドは自身の味覚によって大きく感じ方が変わってきます。

バニラカスタードの濃厚な甘味が好きなのか?

ナッツ感やタバコっぽい風味が好きななのか?

それともそのすべてが絶妙にからみあう風味が好きなのか?

リキッドは人の好みと環境によって大きく変化します、下記にVCTの抵抗値により味の変質について簡単にまとめています、ご参考ください。

 

★高抵抗値の風味:バニラカスタードの風味が強く甘さが強調されています、タバコ・ナッツ感はエンドノートに少し香る程度となります、バニラカスタードのうま味を味わいたい方にはおすすめです。

 

★低抵抗値の風味:バニラカスタードの風味が隠れタバコとナッツの風味を楽しめます、あまり抵抗値が高すぎるとタバコ感(その他)が強くスパイシーに感じるかもしれません。

ブランデーとタバコ

 

VCTの自作リキッドとクローンレシピ

 

今回のテーマであるVCTのクローンレシピを作るという本題に移ります!


ココカラのお客様でVCT風味のリキッドを作りたい!作り方を教えてください!

という問い合わせが多く、以前から当社で研究していました、もちろん完璧とまではいきませんが、VCT風のリキッドを自作する為に必要なフレーバーを紹介させて頂きます。

① 商品名:VCC 【バニラ+カスタード+シガー】

VCTの風味をトレースする為に開発したフレーバーです、トップノートにバニラカスタードの濃厚なうま味に、エンドノートに隠し味としてナッツ(アーモンド)とシガーを追加しています!
クローンレシピを作りたいという方は、VCCフレーバーからアプローチすると近道になります。

 

〇ベースリキッドの比率
VAPEショップ等ではVG70:PG30と記載されていますが、公式では不明です、前述したように主成分の表記の仕方はメーカーによって変わる為、結構アバウトです。


ベース70(VG70:PG30)で調合すると、少しミストが重く感じるかもしれません。
おすすめのベースは50~60です、こちらの配合が風味を損なう事なくバニラカスタードの香りを楽しめます!

〇VCCフレーバーの配合比率
ベースリキッド10ml単位に対して15滴前後となります、すみません、かなりアバウトですがパーセントに合わせると、ベースリキッド80%に対してVCCフレーバー20%前後と考えてください。
※フレーバーの比率はハード環境や人の好みにより多少変わってきますので、目安という事で参考ください。

★10ml単位の目安
・ベースリキッド50~60 :8ml(80%前後)
・VCCフレーバー     :15滴(15~20%前後)

※VCT同様にスティープする事により風味はマイルドになります

うまくクローンレシピを作るにはVCCの比率が鍵となります。

当社ではおおよそフレーバー比率15~20%と記載していますが、薄くなっても濃くなってもオリジナルと離れてしまいます。


もちろんオリジナルは同じ分量で作っているので、自作リキッドを作る場合、仮に主成分が同じであってもフレーバーの比率が違うと別物となる可能性があります。
これが自作リキッドの面倒なところでもあり、楽しいところでもあります。
ご自身で、少量から試していき納得のいく比率を発見したら忘れないようにメモをしましょう!

 

VCTのおすすめ調合と調整

 

VCCフレーバーだけでも、クローンリキッドにアプローチする事が可能ですが、自身の好みに合わせてより本物に近づける事やオリジナルのVCTを作る事に挑戦してみて下さい。

オリジナルにフレーバーを追加するのは失敗した時にもったいない気がしますが、自作リキッドなら失敗しても安心です!

①ナッツ(アーモンド)を追加

VCTのナッツ感は少しなので、VCCフレーバーにナッツ感を増量し、オリジナルのリキッド作る場合におすすめです!

●ココカラ(アーモンド)

ココカラのアーモンドは甘味を追加しており、濃厚な味が特徴です、VCCとの相性もよくアーモンド感を強調した場合に重宝します、特に甘味とアーモンドの風味を追加したい方にはおすすめです!
あまり多く追加すると、せっかくのバニラカスタードを損ないますので、あくまで隠し味として使用します。

〇比率の目安
VCCフレーバー :90%
アーモンド   :10%前後

 

●カペラ(トーストアーモンド)

カペラのトーストアーモンドはローストした香ばしいアーモンドの香りが特徴です、こちらもVCCとうまく適合します、エンドノートにナッツの風味とタバコ感を演出してくれます、こちらも隠し味として配合するとナッツの香ばしい香りを追加する事ができます!

〇比率の目安
VCCフレーバー  :90%
トーストアーモンド :10%

 

②タバコ風味を追加する場合

VCTの独特なタバコ感を強調する為に配合するおすすめのフレーバーを紹介します。

●TPA(ターキッシュ)

TPAのターキッシュは独特な風味で、ブランデーを彷彿させる香りとタバコの苦みがミックスした風味が楽しめるフレーバーです、VCCとの相性もよくVCTのタバコ風味に近い印象があります。
しかしながら、ターキッシュの味は濃いめなので調合が非常に困難です、あまり多く配合するとVCTと離れていくので注意が必要です。

〇比率の目安
・VCCフレーバー :95%
・ターキッシュ    :5%前後

 

●TPA(ダークラム)

TPAのダークラムはその名の通りラム酒の香りが楽しめます、VCTの「その他の味」に該当する風味で、お酒系のフレーバーなので、VCTとも適合します、VCTとは少し離れますが、アダルトな味わいを演出しオリジナルに匹敵する美味しいリキッドが楽しめます。

〇比率の目安
VCCフレーバー:90%
ダークラム    :10%前後

 

③甘味を追加する場合
VCCフレーバーの甘さを際立たせたい方には甘味料のみをミックスするのもありです。

●スーパーシュガー(ココカラ)

VCCフレーバーにも甘味はありますが、甘味を追加したい場合はスーパーシュガーやスーパースウィートをおすすめします、甘味料はVCCの風味を損ねる事なく、簡単に甘さを調整できる最も相性のよいフレーバーです!

〇比率目安
VCCフレーバー :90%
スーパーシュガー:10%以下

 

④ その他のおすすめ調合

VCTとは離れますが、ベースがバニラカスタードなので、実に様々なフレーバーと適合します、いくつかご紹介いたします、オリジナルを作る場合は参考になるかもしれません!

●レモン系

レモンやシークワーサーまたはゆずやライムなど、酸味の強いフレーバーとは比較的に相性がよくなります、甘酸っぱさを演出する事により、面白いリキッドが楽しめます!

〇比率目安
VCCフレーバー:80%
柑橘系    :20%

 

●タバコ系

タバコ系とも比較的に適合します、特に風味の強いタバコとは相性がよく、バニラカスタードの味をベースに新し味を追求しオリジナルのリキッドを作ってみてください!

 

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