リキッドメーカーを作る為には? プロ級編①
世界では現在、数えきれないほどリキッドメーカーが存在します、色々な味を楽しめるという事がVAPE文化を支えていると言ってもいいでしょう、最近では日本のメーカーも多くなってきました、今回はリキッドメーカーを作る為には?という事をテーマに記事にしていきたいと思います、将来的にリキッドメーカーになりたいという方は参考になるかもしれません。又、個人でも大量に作る場合やVAPEショップで店オリジナルのリキッドを作る場合でも参考になればと思います。
VAPE業界には謎が多く、詳細な部分はベールに包まれています、特にリキッドメーカーは謎が多いです、誰がどんな所で作っているのか?
これから日本でも色々なリキッドメーカーが誕生してくると思います、今回の記事がリキッド作りの参考になればと思います。
~リキッド作りの流れ~
①リキッドメーカーのコンセプト
②フレーバー及びPG・VGの調達
③プロトタイプの制作
④安全検査実施
⑤大量制作の準備
⑥ボトルの選定及び調達
⑦ロゴ及びラベルのデザイン
⑧リキッド充填作業
⑨販路の開拓
①~⑨が大まかな流れになります、結構大変そうですね、日本でも一昔前ならリキッドメーカー自体が少なかった為、メーカーを作れば注目されましたが、現在を含めこれからはそう簡単ではありません、先進国のアメリカではリキッドメーカーの増加により差別化が必須項目となっています。
どんな人(会社)が作っているの?
どんな人が作っているのか?という事を理解する為には、まず簡単なVAPEの歴史を知っておく必要があります、VAPEはITで有名なアメリカのカリフォルニアで人気が出ました、しかし、発祥は中国の薬剤師が2006年に発明されたモノとされています。
今でこそ人気のVAPEですが当時は全く評価されていませんでした、いち早く目を付けたのが欧米・ヨーロッパです、欧米諸国ではタバコの値段が高い為、その代用として人気がではじめます。
カスタムが可能でファッション性がありクールという事から、若い人を中心にカリフォルニアで人気が爆発し一気に世界中に広がります、ユーザはいわゆるやんちゃな若者が多く「ファッション・バイク・車・バー・音楽関係」のユーザが大半です、この名残りからか「VAPE関連メーカーは薬品会社やIT関係ではなく上記のようなファッション系が非常に多くなっています。
①リキッドメーカーのコンセプト決定
前述しましたが、リキッドメーカーは数多く存在している為、メーカー(ブランド)としての位置を決定する必要があります、日本では1,000円前後(15ml)の商品が一般的ですが、こちらを基準に価格帯を決定します。
低価格路線なのか?高価格でいくか等、例としてアメリカのリキッドメーカーのファイブポーンズは高級リキッドとして有名で樽で寝かせたリキッドをガラスケースや高級なラベルで差別化を図っています、価格帯は2,500~3,000円ですがコアなファンに人気があります。
もちろん外見だけではなく、味の嗜好での差別化も重要です、初・中級者と上級者では好みの味が違います、初中級者はシンプルで馴染のある味を好む傾向にあり、上級者程、味が濃く独創的なリキッドを好む傾向にあります。
正直な所、15mlあたり800円と2,000円のリキッドを比較しても原価に差はほとんどありません、リキッドはブランドと差別化・そしてレシピによって価格が決定されると言っていいでしょう。
②フレーバー及びPG・VGの調達
ブランドのコンセプトが決定したら、今度は原材料の調達です、コンセプトの段階で純国産リキッドを考えているのであれば、国産のフレーバー会社と取引する必要があります。
VAPEに限らない話ですが、国産という言葉には裏があります。
例えば、海外の原材料を使用し国内で制作又は海外で制作し日本メーカーとして販売する場合でも、広い意味では国産メーカーとなります、日本のメーカーでも実は海外仕様という事が多くあります。
一方、純国産とは、原材料から充填まで工程を日本で行っているという事が一般的です。
話を戻します、フレーバーは世界中から集める事が可能です、リキッドのブランドイメージに合わせてフレーバーを選択します。
PG・VGは世界中で販売されていますが、配送等のコストがかかる為、国産で仕入れるのが一般的です。
フレーバー及びPG・VGの調達は薬品会社との取引となります、法人取引が必須という事が多く、また小売り販売は原則ありません、その為、数kg又は数10kgの取引からとなります。
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