ベースリキッド50:50と70:30の選び方|自作リキッド初心者向けに違いを解説
自作リキッドを始めるときに、意外と最初に迷いやすいのがベースリキッドの比率です。特に「50:50と70:30はどちらがいいのか」は、初心者の方がよく引っかかるポイントだと思います。
どちらが正解というよりも、作りたい方向によって向き不向きが変わると考える方が自然です。煙の量を重視するのか、口当たりの軽さを重視するのか、フレーバーをどう乗せたいのかで、合う比率は変わってきます。
この記事では、ベースリキッド50:50と70:30の違いを、自作リキッド初心者にも分かりやすい形で整理していきます。まず大きな考え方をつかんで、そのあとで自分に合う方を選べるようにしていきましょう。

まずは50:50と70:30が何を意味しているか
ベースリキッドの50:50や70:30という表記は、VGとPGの比率を表しています。VGはグリセリン、PGはプロピレングリコールのことで、自作リキッドではこの2つが土台になります。
この比率が変わると、煙の量、口当たり、フレーバーの出方が変わります。つまり、ベースリキッドは単なる土台ではなく、リキッド全体の印象を決める大事な部分です。
ベースリキッド全体の考え方から見たい方は、ベースリキッドの選び方もあわせて読むと理解しやすくなります。
VGが多いベースの特徴

グリセリン、つまりVGが多いベースリキッドは、まず煙の量が多くなりやすいのが特徴です。見た目としてもしっかり煙が出るので、その感覚を好む方には相性がいいです。
また、口当たりもやや重めになりやすく、全体として濃厚な印象になりやすいです。そのため、スイーツ系やスイート系の濃厚なフレーバーとは相性が良いです。甘さや厚みのある味をしっかり感じたい場合は、VGが多めの方が方向性を作りやすくなります。
逆にいえば、軽さやシャープさを求める方には、少し重たく感じることもあります。なので、濃厚さを取りたいのか、軽やかさを取りたいのかで見方が変わってきます。
PGが多いベースの特徴

PGが多いベースリキッドは、VGが多いものに比べて口当たりが軽くなりやすいのが特徴です。全体として重すぎず、すっきりした方向に持っていきやすいので、軽めの吸い心地を好む方には使いやすいです。
また、フレーバーのノリが良くなりやすいのも大きな特徴です。味の輪郭が出やすいので、フルーツフレーバーとの相性が良く、メンソールとの相性もかなり良いです。爽やかさやシャープさを出したい場合には、PGが多いベースの方がまとまりやすいことがあります。
そのかわり、煙の量はVGが多いベースより少なめになりやすいです。煙のボリュームよりも、軽さや味の立ち上がりを重視したい方向けと考えると分かりやすいです。
50:50は迷ったときに選びやすい中間型です
50:50は、VGとPGのバランスがちょうど中間にあるので、初心者が最初に選びやすい比率です。煙の量も極端すぎず、口当たりも重すぎず軽すぎずで、かなり扱いやすいです。
何を作りたいかがまだはっきり決まっていない段階では、まず50:50から始めると全体の感覚をつかみやすくなります。スイーツ寄りにも、フルーツ寄りにも振りやすいので、最初の基準として持っておくには便利です。
特に、自作リキッド初心者で「まずは無難なところから試したい」という方には、50:50は自然な選択です。
70:30はよりはっきり方向を出したいときに向いています
70:30は、50:50よりもどちらかの特徴が出やすくなります。VGが70の方なら煙が多くなり、より濃厚な方向に寄せやすくなります。逆にPGが70の方なら、より軽く、フレーバーが立ちやすい方向に寄せやすくなります。
つまり、50:50が中間で迷いにくいバランス型だとすれば、70:30は少し方向性を強めたいときに選ぶ比率です。自分が「煙の量を重視したい」「もっとフルーツやメンソールを立たせたい」といった希望があるなら、70:30の方が分かりやすいこともあります。
ただし、まだ自分の好みが固まっていない段階だと、少し振れ幅が大きく感じることもあります。そういう意味では、70:30は少し慣れてきてから試すのも良い選び方です。
スイーツ系ならVG多め、フルーツ系やメンソールならPG多めが考えやすいです
味の方向からベース比率を考えると、整理しやすくなります。濃厚なスイーツ系や甘さをしっかり感じたい場合は、VGが多めのベースの方が相性を取りやすいです。全体に厚みが出やすいので、重ためのフレーバーと合わせやすくなります。
一方で、フルーツ系やメンソール系のように、軽さや立ち上がり、シャープさを出したい場合は、PGが多めのベースの方がまとまりやすいです。味の輪郭が見えやすく、爽やかさも出しやすくなります。
香料選びをあわせて考えたい方は、自作リキッドの香料の選び方、メンソールを組み合わせたい方は自作リキッドにメンソールを入れる方法も参考になります。
初心者はまず50:50から始めると失敗しにくいです
どちらを選べばよいか迷ったときは、まず50:50から始めるのがいちばん失敗しにくいです。理由は、極端にどちらかへ寄っていないので、煙の量、口当たり、フレーバーの出方のバランスをつかみやすいからです。
そこから、「もう少し煙がほしい」「もう少し軽くしたい」「フルーツを立たせたい」「甘さを濃厚にしたい」と思ったら、70:30側へ調整していく方が自然です。最初から答えを決め打ちするより、基準をひとつ持ってから寄せていく方が、自分に合うところを見つけやすくなります。
全体として失敗しやすいポイントは、自作リキッド初心者が失敗しやすいポイントも参考になります。
ベースを固定して試すと違いがわかりやすくなります
自作リキッドでは、最初のうちはベースリキッドをあまり頻繁に変えすぎない方が分かりやすくなります。ベース比率まで毎回変えてしまうと、味の違いが香料によるものなのか、ベースによるものなのかが見えにくくなるからです。
まずは50:50か70:30のどちらかを一定期間基準にして、その上で香料やメンソールを変えてみる方が、自分の好みが整理しやすくなります。ベースは土台なので、ここを固定するだけでも自作全体がかなり見えやすくなります。
まとめ
ベースリキッド50:50と70:30の違いは、VGとPGの比率によって生まれます。VGが多いと煙の量が多く、口当たりは重くなりやすく、スイーツ系やスイート系の濃厚なフレーバーと相性が良くなります。PGが多いと口当たりが軽く、フレーバーのノリが良く、フルーツフレーバーやメンソールとの相性が良くなり、煙の量はやや少なめになります。
迷ったときは、まず50:50から始めるのが自然です。そこから、自分の好みに合わせて70:30へ寄せていくと失敗しにくくなります。COCOKARAでは、ベースリキッド、香料、メンソール/ミントを揃えています。まず全体像を見たい方は、自作リキッドの作り方から読むのがおすすめです。