VGが高いとドロドロ?PG/VG比率と粘度の関係を解説
自作リキッドを始めると、VGが多いとドロドロしやすい、PGが多いとサラサラしやすい、といった話をよく目にすると思います。ただ、最初は「どれくらい違うのか」「それが実際にどんな影響になるのか」が分かりにくいはずです。
ベースリキッドは、味の土台になるだけではなく、粘度にも大きく関わります。つまり、VGとPGの比率が変わると、煙の量、口当たり、フレーバーの乗りだけでなく、液体としての重さや扱いやすさも変わってきます。
この記事では、VGが高いと本当にドロドロになるのか、PG/VG比率と粘度の関係をできるだけ分かりやすく整理していきます。数字そのものの話というより、使ったときにどう違って感じやすいかをつかむつもりで読んでみてください。
VGが多いと、たしかに重くなりやすいです
結論からいうと、VGが多いベースリキッドは、PGが多いものより重くなりやすいです。見た目にも少し粘度が高く感じやすく、いわゆる「ドロドロ寄り」と表現されるのはこのためです。
もちろん、極端に何もかも変わるわけではありませんが、VGが多くなるほど全体として厚みのある液体になりやすく、吸い心地の印象も重めになりやすいです。だからこそ、VGが多いベースは煙の量を重視したいときや、濃厚な方向に寄せたいときに選ばれやすくなります。
ベース全体の基本を先に整理したい方は、ベースリキッドの選び方も参考になります。
PGが多いと、軽くサラッと感じやすくなります
一方で、PGが多いベースリキッドは、VGが多いものに比べて軽く、サラッと感じやすくなります。液体としての重さが少し軽く感じやすいので、全体の印象もすっきりしやすいです。
この軽さは、口当たりの軽さやフレーバーの立ち上がりにもつながりやすくなります。つまり、PGが多いと単にサラサラしているだけではなく、味の見え方や吸い心地の印象にも影響しやすいです。
そのため、フルーツ系やメンソール系のように、軽さや爽やかさ、フレーバーの輪郭を出したいときは、PG寄りの方がまとめやすいことがあります。
粘度が変わると、煙の量や口当たりの印象も変わります
VGとPGの違いは、単に液体の重さだけで終わりません。VGが多くなると煙の量が多くなりやすく、口当たりも重めになりやすいです。逆にPGが多いと、煙の量はやや少なめになりやすいですが、口当たりは軽く感じやすくなります。
つまり、粘度の違いは、そのまま吸ったときの印象にもつながっていきます。重さのある濃厚な方向を好むのか、軽さやすっきり感を好むのかで、心地よいと感じる比率は変わってきます。
VG高め・PG高めがどんな人向けかを見たい方は、VG高め・PG高めはどんな人向け?煙の量・口当たり・フレーバー相性で選ぶもあわせて読むとつながりが見えやすくなります。
粘度の違いは、香料の乗り方にも関係します
ベースの粘度が変わると、香料の見え方も変わります。VGが多いと全体に厚みが出やすいので、濃厚なスイーツ系やスイート系とは相性を取りやすいです。反対に、PGが多いとフレーバーの輪郭が見えやすくなり、フルーツ系やメンソール系の爽やかさを出しやすくなります。
このため、粘度の違いは単なる液体の重さの話ではなく、味づくりにもかなり関わります。香料を足しても思ったように味が見えないときは、香料の量だけでなく、ベース比率との相性を見直した方が近道になることもあります。
このあたりを詳しく見たい方は、ベースリキッドと香料の相性の考え方も参考になります。
50:50は、粘度の感覚をつかむ基準にしやすいです
初心者が粘度の違いを理解したいときは、まず50:50を基準にするのが分かりやすいです。VGにもPGにも極端に寄っていないので、「これを基準にして、もっと重い方がいいか、もっと軽い方がいいか」を考えやすくなるからです。
最初から高VGや高PGに振り切るより、一度50:50を体験しておく方が、自分にとっての重さや軽さの感覚をつかみやすくなります。そのうえで、「もっと煙がほしい」「もっと軽くしたい」と感じたら、少しずつ比率を動かしていく方が自然です。
50:50と70:30の比較は、ベースリキッド50:50と70:30の選び方も参考になります。
初心者のうちは、ベースを頻繁に変えすぎない方が違いを理解しやすいです
VGとPGの粘度の違いをつかみたいなら、最初のうちはベースリキッドを頻繁に変えすぎない方が分かりやすくなります。ベース比率も香料も一度に変えてしまうと、何が変化の原因なのかが見えにくくなるからです。
まずはひとつのベースを基準にして、その上で香料やメンソールを試し、必要になったら少しずつVG寄り・PG寄りに動かしていく方が整理しやすいです。自作リキッドは、最初からたくさんの条件を同時に変えるより、基準を作って比較する方が理解が早くなります。
その考え方は、ベースリキッドは1種類に固定した方がいい?でも整理しています。
「ドロドロだから悪い」「サラサラだから良い」ではありません
ここで大切なのは、VGが高くて重いことや、PGが高くて軽いことに、単純な良し悪しはないということです。どちらが向いているかは、何を重視したいかによって変わります。
濃厚さや煙量を楽しみたいならVG寄りが合いやすいですし、軽さやフレーバーの見えやすさを重視したいならPG寄りが合いやすいです。つまり、粘度は問題というより、方向性の違いとして考える方が自然です。
まとめ
VGが高いベースリキッドは、PGが多いものより重くなりやすく、いわゆるドロドロ寄りに感じやすくなります。その分、煙の量が多くなりやすく、口当たりも重めで、濃厚なスイーツ系やスイート系のフレーバーとは相性を取りやすくなります。
一方でPGが多いベースは、軽くサラッと感じやすく、フレーバーの輪郭が見えやすいです。フルーツ系やメンソール系、軽さや爽やかさを重視したい方向に向いています。COCOKARAでは、ベースリキッド、香料、メンソール/ミントを揃えています。まずベース全体の考え方から整理したい方は、ベースリキッドの選び方から読むのがおすすめです。
よくある質問
VGが高いとリキッドはドロドロになりますか?
VGが高いベースリキッドは、PGが多いものに比べて粘度が高く、重く感じやすくなります。いわゆるドロドロ寄りに感じられるのは、VGの比率が高いことが関係しています。
PGが多いとリキッドはサラサラになりますか?
PGが多いベースリキッドは、VGが多いものに比べると軽く、サラッと感じやすくなります。フレーバーの輪郭を出したい場合や、軽さを重視したい場合に扱いやすい比率です。
粘度が高いと味にも影響しますか?
影響することがあります。VGが多いと厚みや重さが出やすく、濃厚な方向にまとまりやすいです。一方で、PGが多いとフレーバーの輪郭が見えやすく、フルーツ系やメンソール系の爽やかさを出しやすくなります。
初心者はどの比率から試すといいですか?
迷った場合は、まず50:50のような中間寄りの比率を基準にすると分かりやすいです。そこから重さや煙の量を出したいならVG寄り、軽さやフレーバーの見えやすさを重視したいならPG寄りに考えると整理しやすくなります。